ブログで広告収入を稼ぐために重要なのって、個人的には『掛け算』だと思うんですよね。ざっくりと公式を書いてみるとこんな感じです(PV=ページビュー)。
- (1日のPV数)×(1PVあたりの利益)=1日の広告収入
この方程式を更に細かくしていくと、より詳細にアクセス数と広告収入の関係がわかるように。下記の公式はAdsense収入を想定した方程式ですが、これらの数字をしっかり理解していけば『どうすれば広告収入を2倍にすることが出来るのか?』ということが明確にわかるようになるのではないでしょうか?
- {(1日のUU数)×(1人あたりのPV数)}×(広告クリック率)×(1クリックあたりの単価)=1日の広告収入
なにせ掛け算ですからね、このうちの項目1つでも2倍にすることが出来れば、単純に広告収入も2倍になるわけです。
1項目でも2倍になれば、収入も2倍に:
例えば1日のUU数(ユニークユーザー数)を2倍にすれば、単純に広告収入は2倍になりますし、UU数を増やすことが難しければ広告クリック率を2倍にするだけでも良い。すごく単純な話だと思います。
わかりやすくいくつか例をいくつか書いておきます。
- UU数を2倍にし、1人あたりのPV数を1.5倍にすることが出来れば、広告収入は2×1.5=3倍になる。
- PV数を3倍にし、クリック単価を2倍にすることが出来れば、広告収入は2倍×3倍=6倍になる。
1記事を書くといくら儲かるのか?:
次に計算すべきなのは、1記事を執筆するといったいくらい儲かるのかって話。1時間かけて1記事書くのであれば、その時給が気になるところですよね。
しかし、この時給をどの期間で考えるのかでも違う。執筆から1ヶ月で得られる収入で考えるのか、それとも半年や1年で考えるのかでも違うわけです。
個人的にはだいたい1年のスパンで考えていますね。検索エンジンから入ってくるアクセスは、だいたい2~3年くらいは変わらないものなんですが、いつ、検索エンジンにそっぽを向かれるかなんてわかったものじゃないので、1年で考えたほうが無難でしょう。
クレジットカードの読みもので考えてみる:
では、ちょっと計算してみます。
現状、当サイト『クレジットカードの読みもの』の場合、1日だいたい検索エンジンから4,000人が入ってきてくれて、6,000ページを見てくれる状態です。まだAdsenseなどの広告をひとつも貼っていないので、よく言われるAdsense単価(1PV=0.5円)で考えてみますね*1。
尚、はてなブックマークやTwitter、グノシーなどからのアクセスの場合にはこんな単価は得られないと思います。彼らはドドド~と入ってきて、ドドド~って出て行く傾向が強いので、誰も広告などに見向きもしてくれないため。検索エンジンからのアクセス数で考えることが重要なのですね*2。
- 1日:6,000PV×0.5円=3,000円(日収)
- 30日:18万PV×0.5円=9万円(月収)
- 365日:219万PV×0.5円=約110万円(年収)
この数字を公開している記事数385で割ってみる。
- 110万円÷385記事=2,857円
これが私が1記事を執筆した時に得られる、現時点での想定収入です。
1記事にどのくらい時間をかけてるのか?
これ、1時間くらいで執筆できていれば高い時給ですが、2~3時間かけて1記事を書いていたのであれば最低賃金並の時給しか得られていないことに。
もちろん、アクセスが多い記事もあれば1日1アクセスもないダメ記事もあるため、あくまで平べったくすればこのくらいになるという数字です。
- 30分で1記事執筆…時給5,714円
- 1時間で1記事執筆…時給2,857円
- 2時間で1記事執筆…時給1,428円
- 3時間で1記事執筆…時給952円
仮に1時間で1記事ずつ書き続けていくことが出来れば、1日10記事執筆で3万円近くの想定収入を得ることも夢では無い…ということですね*3。
欲しい年収を考えてみる:
ここまでわかればもう、計算し放題。
例えば私が『クレジットカードの読みもので、年収300万円を得るのが目標だ!』と思っている場合には、単純に1,050記事を執筆すれば達成できることなります。
- 300万円÷1記事単価2,857円=1,050記事
更に仕事時間もこれでわかることに。
1記事に平均2時間かけている場合には1,050記事執筆に2,100時間かかることになる。1年のうち300日程度働くと仮定すると、1日7時間程度の労働が必要になります。
- 2,100時間÷300日=1日7時間労働(3.5記事執筆)
これだとフルタイムワーカー並の仕事時間ですね。
1時間で1記事かければかなり楽ちん:
しかし、1記事1時間で執筆可能な場合には、かなり楽ちん。年収300万円ではありますが、悠々自適なブロガーの仲間入りは出来ます。
- 1,050記事×1時間÷300日=1日3.5時間労働
でも有名ブロガー並に年収500万円稼ぎたいのであれば、もっともっと働かなくてはいけません。1記事あたりの単価が2,857円という数字のままなのであれば、とにかく記事を書いて書いていくしかないのです。
1日○記事書くぞ!はお薦めしない:
ちなみに…。こういう話を書くと、『俺は1日10記事書くぞ!』っていうルールを作ってしまう方がいるのですが、こういうのは個人的にお薦めしてません。
あくまで内容が濃い記事を書いた場合に、このクレジットカードの読みものの場合で得られる単価が2,857円だった…というだけの話。そうではなく1記事100円にもならないような質の記事を1日かけて10個書いたとしても、日収1,000円にしかなりませんよ。
数字でブログを運営する:
ブログなんて書いた瞬間に儲かるわけではないので、こういった目安がないと闇雲に記事を書き続けることになります。『本当にこのまま続けて儲かるのか?』なんて不安でいっぱいになってしまうと、人生がストレスだらけになってしまって勿体ないです。
以上、ブログの広告収入は『掛け算』で考えよう!ざっくりとした時給や1記事あたりの価値を算出し、計画的にブログで広告収入を得るやり方とは…という雑談でした。
みごとなまでの机上論だと思われるかもしれませんが、これらの数字を把握しておくと計画的にブログを運用できるようになるのでおすすめです。是非、みなさんも数字でブログを運営してみてくださいね。
参考リンク:
私が過去にまとめたブログ運営術やマネタイズ方法については下記記事を参考に。これらを読めばブログを仕事にすることも、夢ではありませんよ。