クレジットカードやキャッシング、FXといった商材を紹介する金融系アフィリエイトって稼げるのでしょうか?
今回はそんな金融系アフィリエイトが稼げるかどうかについての見解を、私個人の経験則を元に書いてみたいと思います。
これからアフィリエイトで稼ぎたいという方は是非、参考にしてみてくださいね。
金融アフィリエイトは稼げるのかどうか:
まず金融系のアフィリエイトって、高単価広告が多い世界のためか競合(ライバル)がおどろくほどに多い状況があります。
これ、一般的にアフィリエイトサイトを運営しているのは個人アフィリエイターが中心なんですが、金融アフィリエイトの場合にはこれに加えて下記の企業が参加してくるのでたまったものじゃありません。
- アフィリエイトサイト運営を本業にしている企業
- カード会社の広告管理をしている中小広告代理店
- サイバーエージェントやSBIなどのアフィリエイトの大元とも言える広告代理店
それぞれ詳しく説明していますね。
1.アフィリエイトサイト運営が本業の企業:
1番目のアフィリエイトサイト運営だけで法人化している人達は、もはやアフィリエイト広告のプロ。
こういった人達はアフィリエイト報酬を稼ぐために社員を数十人雇用してガツガツとアフィリエイトサイトを作り上げています(社員を大量に雇える以上に稼げる…ということ)。
彼らはどこに広告を掲載すると効率が良いのか?といったデータ集計から、検索エンジンでどうやって上位表示するのか?といったことまで日々、入念にチェック。
場合によっては100以上の独自ドメインを取って、各キーワードを人海戦術のように制覇していったりなんかもしますね。
それも1つや2つじゃない:
しかもそういった法人化しているアフィリエイト会社というのは1つや2つではありません。
金融アフィリエイトのジャンルだと、だいたい20~30社が参戦してきている状況なので、これからこの戦場で稼ごうと思うならそれらの企業を相手にしなくてはいけないということ。
前述のように1つ1つがとんでもない力を持つ企業ばかりなので、検索キーワードで上位維持をするのは非常にしんどいです。
2.カード会社の広告管理をしてる広告代理店:
クレジットカード会社や消費者金融の広告運用をしている広告代理店も、実は金融アフィリエイトの比較サイトを作っている場合が多いです。
彼らはASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)に広告をおろすだけでなく、その運用成績をよくするために自分たちでも件数獲得に動くのですね。
- 例:オリコカードから広告運用を任されている広告代理店が、自分たちでクレジットカード比較サイトを作ってオリコカードを獲得する。
広告代理店は利益が多い:
では、こういった広告代理店がなぜ強力なライバルになるのか…というと、これはクレジットカード会社と直接契約しているためにも報酬が高い傾向があるため。
当然、その分だけ多くの費用をかけてアフィリエイトサイト運用が出来るので、一般的なアフィリエイターよりも広告費を使えたり、有能なライターを使って記事を買いたりといった強みがあります。
- 個人アフィリエイター:ASPが設定した広告単価が上限
- 広告代理店がサイト運営:広告主から直接お金が貰えるので高単価
また同様に、クレジットカード会社などから『どのようにすれば成果獲得ができるのか?』という生の情報をいただけるというアドバンテージも大きいですね。
当然ながら個人のアフィリエイターにはそんな情報は落ちてきません。
3.上流にいるサイバーエージェントやSBI:
更にネット広告代理店の親分ともいうべき、サイバーエージェントやSBIといった企業もアフィリエイトサイトを運営しています。
彼らは2番目の中小小売店以上に川の上流に位置する企業のため、より多くのお金を使って人を集め、アフィリエイト報酬を稼ぐことが出来ます。
YahooやGoogleの広告はほぼ彼らが独占:
実際、Yahoo!やGoogleなどで試しに『クレジットカード』や『キャッシング』というキーワードを検索に打ち込んでみると、広告欄の上位には彼らしかないことがわかります(お金を持っている企業しか、PPC広告では上位表示させることが出来ない状況)。
これは前述のように個人アフィリエイターよりも1件獲得あたりの報酬が高いからこそ出来る芸当である…ともいえますね。
個人の弱小サイトが対抗するのは実質、無理です。
オウンドメディアも出てきた最近:
広告代理店やアフィリエイト法人だけでなく、最近ではクレジットカード会社そのものが自社メディア(オウンドメディア)を開設する事例も増加中。
こういったオウンドメディアはGoogle等の検索エンジンに高く評価される現状があるため、多くの検索キーワードではすでにカード会社のサイトが上位表示されているくらいです。
こうなると個人アフィリエイターが付け入る隙間がますます無くなっていく感じ。状況は悪化する一方です。
彼らに対抗できるかどうか?
ここまで3種類のライバルを紹介させていただきましたが、どうでしょうか?
金融系のアフィリエイトで稼ぎたい!と思うのであれば、これに加えて1,000名以上もいる個人の金融系アフィリエイターや、元カード会社や証券会社に勤務していた業界内の知識を豊富に持っている人たちとも戦わなくてはいけません。
まぁほんと、私が言うのもアレですが、考えるだけでもゾッとする世界ですよね…。
素人が参戦してもまったく稼げない:
そのため、高単価に釣られてこのジャンルに素人が参入した場合には、『アフィリエイトって稼げないな』って持論を持って終わり。
検索でコテンパンにやられるので、他のジャンルであればあんなにも稼げるPV数も、金融の世界ではまったく伸びません(苦笑)
- 他ジャンル:少し頑張れば稼げるかも
- 金融系ジャンル:頑張ってもほぼ稼げない
たとえるならサッカーの鹿島アントラーズや浦和レッズ、野球なら読売ジャイアンツといった強豪チームで、スタメンを取るくらいの感覚ですね。
草サッカーや草野球でスタメンを取るのとはわけが違います。
勝ち抜けるなら大きく稼げるジャンル:
とはいえ。
それでも尚、稼げる自信があるのであればこの業界は間違いなく稼げます。実力ある方であれば月収30万円もそう難しくはないと思うので、我こそは…という方はチャレンジしてみてください。
うまくいけばアフィリエイト報酬だけで生計を立てるのも夢ではないですし、更に上位にいる人だと月100万円どころか、300万、500万と稼いでいる世界でもありますよ。
詳しくは下記記事を参考にどうぞ。
以上、金融系アフィリエイトは稼げるのかどうかを解説。金融アフィリエイト参入の難易度や、法人アフィリエイターなどの強力ライバルを紹介…という話題でした。
参考リンク:
おかげ様で私が運営中のサイト『クレジットカードの読みもの』では5年以上、来る日も来る日もクレジットカードや電子マネーの記事を書き続けたことで検索上位に来ることが出来るようになりました。
こういう根気と継続力が重要だということも出来るので、金融系アフィリエイトで戦っていきたいなら、半年は文句を言わずに続けてもらえればなと思います(下記記事を参照)。