現在、某喫茶店で仕事をしているのですが、隣で学生時代の友人らしき人に生命保険を売りつけようとしている方がいて全く仕事になりません(苦笑)
ちらほら聞こえてくる話によると、
- 月額掛け金は当初2万円くらい。年齢があがるごとに増えて45歳くらいになると4万6,000円くらいになる。
- 死亡保障は5,000万円。今は独身だけど、家族が出来てから加入しようとすると月額の掛け金が高くなるので今から入っておいたほうがいい。
- どうやらドル建ての終身保険っぽい感じ。今は円高だから絶対に損しないとか説明している。
という商品内容とのこと(たぶんプルデンシャル生命かジブラルタ生命の勧誘)。
まぁ『今は円高だから絶対に損しない』とか言っちゃってるあたり、正直、大した営業成績をあげられていない保険マンが、仕方なく友人に声をかけて保険勧誘している感じがします。
言うまでもなく為替に「絶対」はないので、友人でもなければ後々、訴訟もんですよ、その説明は…。
生命保険の即決加入について:
総額で考えると1,500万円:
こういった保険の勧誘というのは喫茶店ではよく見られる光景…なわけですが、私が個人的に不思議なのは、わずか1時間足らずの説明でカンタンに保険契約をしてしまっている点なんですよね。
たとえば今回の終身保険は、月額3万円平均×40年で1,500万円近くの支払いをする商品。
下手すると一戸建て住宅の建築だって可能な金額ですし、ベンツのSクラスのような超高級外車だって購入できちゃうお金なのにも関わらず、それを1時間足らず、しかも第三者の意見を聞かずに契約しちゃうのってほんと大丈夫なんでしょうか?
いくら保険に貯蓄性があるといっても、一戸建てや高級会社だって同様に資産価値がああるわけですから、保険だけテキトーに決めていい理由にはなりません。
私なら知識を付けてから契約する:
仮に私であれば書店で保険に関する書籍を買い漁って読み、その上で他社の商品と比較したうえで契約します。これは保険を総額で考えるとそのくらい時間をかけて契約するのが当然だと思うためです。
しかし、喫茶店で保険勧誘を受けている方というのはたぶん、月額の保険金額のみを見てカンタンに契約してしまうんでしょうね。
- 理想的:保険契約前にはしっかり知識を付ける
- 現実:保険マンの言葉だけですぐ契約する
感覚としては携帯電話をドコモショップで契約する感覚に近いものがあるのかもしれませんが、即決で保険を契約するのはほんと怖いです。
元本割れ、保険料支払いによる家計の圧迫、為替リスク等々、契約前に知っておくべき情報がたくさんありますよ。
保険は付き合いだから仕方ない?
『保険は付き合いで仕方なく加入するもんなんだよ』って言われる方も多いかもしれませんが、仮にこれが中古住宅の勧誘で「今なら住宅ローンが1ヶ月あたり3万円でいいんだよ。返済できなくなったら家を売れば払った分も回収できるし。ほら、今はインフレだから損しないよ!?」という提案だったらみなさん断ってると思うんですよね(苦笑)
それにも関わらず保険だと1時間の説明で加入して、家や外車だと購入しないのかは、単純に保険という商品を総額で見ていないだけなのかなと。
- 住宅の購入:総額がカンタンに想像付く
- 保険の加入:月額ばかりで総額がよくわからない
もちろん安易に契約をすると後々、後悔することになるだけなのでご注意ください。
保険マンは未だに熱弁中:
ちなみに。
未だに保険の説明は続いていますが、願わくば説明を受けている20代後半らしき男性が、その場で契約をせずに帰宅することを願うばかり…。
そこのお兄さん、保険の契約はたとえ友人からの誘いであっても、その場で即決しちゃダメですよ!
以上、生命保険って総額で考えると高額なのに、なぜ1時間足らずで契約してしまうのか?生命保険こそじっくり比較して加入すべきです…という雑談でした。
参考リンク:
クレジットカードにも様々な保険が備わっているので、興味がある方は下記記事も参考にどうぞ。
ゴールドカードやプラチナカードともなると、旅行時の死亡保障で1億円が払われる…なんてこともあるので、保険内容をしっかり知っておくことが重要になります。