年末ジャンボ宝くじが先日より発売開始されたので、参考までにその1等を当てる確率を調べてみました。
やはり当選確率も知らずに購入するのは無謀以外のなにものでもないので、これから年末ジャンボを買う予定がある方は参考にしてみてくださいね。
年末ジャンボ宝くじの概要:
当選確率を知るためには概要を知る:
年末ジャンボ宝くじの当選確率を調べるためには、まず兎にも角にも公式サイトをチェックする必要性あり。
どうやら今回の年末ジャンボでは、総額1,500億円分の宝くじを発売する予定があるようです。
項目 | 詳細 |
---|---|
正式名称 | 年末ジャンボ宝くじ(第704回 全国自治宝くじ) |
発売期間 | 2016年11月24日(木)から12月23日(金)まで |
発売予定額 | 1,500億円(25ユニット) ※1ユニット2,000万枚 |
1等賞金は前後賞を併せて10億円:
次に1等当選金額などは下記の通り。前後賞を併せると10億円もの金額が宝くじを購入するだけで手に入る可能性があります。
- 1等:7億円(合計25本)
- 前後賞:1億5,000万円(合計50本)
- 1等の組違い賞:50万円
- 2等:1,500万円
- 3等:100万円
- 4等:1万円
- 5等:3,000円
- 6等:300円
まぁ言うまでもなく、みなさんが目指しているのは1等+前後賞ですよね。
5等や6等なんていくら当たっても嬉しくなんてない…という方は私同様に多いのではないでしょうか?
当選確率を計算してみる:
では、肝心の1等当選確率はどのくらいなのか…というと、これは年末ジャンボ宝くじの発売予定額のところにある、「1ユニット2,000万枚」とか、「25ユニット」という数字が参考になります。
前述のように今回の宝くじでは合計25本の1等賞が用意されている…ということは、単純計算で1ユニットにつき1本の1等が出る計算になるということ。
ここまで来るともう当選確率は簡単ですね。
- 1等が出る確率は2,000万分の1
つまりみなさんがどうしても宝くじの1等を当てたいのであれば、西銀座チャンスセンターなどの売り場で2,000万枚の宝くじを購入すればOK。
計算上はそれで1枚は1等が当たり、そしてその前後賞も獲得することが出来ます。
2,000万枚の宝くじを買うにはいくら必要?
それじゃ2,000万枚の宝くじを買うにはいくらのお金が必要になるのか…については下記の通り。
- 2,000万枚×300円=60億円
1等の当選金は前後賞をあわせて10億円なので、計算上は60億円を費やせば10億円が当たる計算になります。
うーん、夢があるのかないのか…という感じですよね、これ。
宝くじの控除率もこれで計算可能:
ついでにいうと60億円購入時に期待できる1等、前後賞、2等、3等、4等、5等、1等の組違い賞を併せた当選金を全部足してみると、総額で29億9,950万円。
これをざっくり30億円だとすると宝くじ購入で得られる当選金のリターンはだいたい50%と言えそうです。
- 1ユニット全てを買った場合:60億円
- 期待できる当選金:約30億円
- 控除率(販売額に対するリターン):50%
但し、中には宝くじが当選したにも関わらず換金を忘れてしまう方も多いため、実際の控除率は2017年の実績で46.9%とのこと(引用&転載元)。
残りの50%は印刷費用や販売所の儲け、そして地域振興などの公共事業費として分配される形となります。
活かされる宝くじの収益金
宝くじは、販売総額のうち、賞金や経費などを除いた約40%が収益金として、発売元の全国都道府県及び20指定都市へ納められ、高齢化少子化対策、防災対策、公園整備、教育及び社会福祉施設の建設改修などに使われています。
みずほ銀行だけがボロ儲けしているわけではありません(苦笑)
これはあくまで確率の話:
今回の記事中では2,000万枚の宝くじを購入すれば1等が当たる計算だ…と解説させていただきましたが、実際には同じ売場で1ユニットまるまるが販売されているわけではないので、60億円分の宝くじを購入しても1等が1つも当たらない可能性もあれば、逆に2つ3つと1等が当たってしまう可能性も。
- 期待値:だいたい50%
- 実際の当選金:運次第
あくまで確率上は当たりますよ…というだけの話なので、運が良ければ1枚購入しただけで1等賞が当選することだって充分にありえますよ。
2,000万分の1ってどのくらい?
ここまでで年末ジャンボ宝くじの当選確率とそのリターン率(控除率)がわかりましたが、では2,000万分の1の当選確率ってどのくらい低いのでしょうか?
例えば人がたくさん入る施設の代表格…といえば東京ドームですが、あそこに満員の人を入れたとしても約5万人。
宝くじ1等の当選確率である2,000万分の1というのはその東京ドーム400個にパンパンに人が入っている状態で、わずか1人だけにしか1等が当たらないくらいに低い確率です。
- 満員の東京ドーム400個の中で1人だけ当選
- 満員の武道館2,000個の中で1人だけ当選
- 満員の横浜国立競技場300個の中で1人だけ当選
たぶん、街を歩いていてカミナリに打たれる確率や、竜巻が発生して自宅が損傷する確率と似たり寄ったりでしょう。
複数枚購入すれば当選確率アップ:
反面、宝くじはなにも1枚だけしか購入してはいけない…というものではありません。
そのため、10枚購入すれば東京ドーム40個に1人に確率がアップしますし、100枚なら東京ドーム4つのなかから1人が当選する確率に。ここまで来るとなんとなく当たるかも…と思えてしまうから不思議です。
- 10枚購入:1等の当選確率は200万分の1
- 100枚購入:1等の当選確率は20万分の1
更に1,000枚購入すれば東京ドーム1つの中から2.5本の1等賞が出る計算になるわけ…ですが、ここまで購入するとその宝くじ購入費用だけで30万円が必要になるので現実的ではなし(苦笑)
前述のように宝くじの期待値は購入金額の50%なので、30万円購入すれば理論上、15万円分のリターンしか得られない点にはくれぐれもご注意ください。
買えば買うほど当たりやすくなるけれども、損失額も膨らむ計算です。
高くじに関するQ&A:
ここで更に理解を深めるために、宝くじに関するよくある質問とその答えを並べておきます。当選確率やリターン率についてもっと詳しく知りたいという方は参考にしてみてください。
Q.当選確率が高い宝くじ売り場ってあるの?
東京だと西銀座チャンスセンターとか渋谷駅ハチ公広場宝くじ売り場、大阪では大阪駅前第4ビル特設売場や布施ポッポアベニューチャンスセンターが有名ですが、ジャンボ宝くじの当選確率が高い売り場っていうのは存在するんでしょうか?
これについては関係なし。
宝くじでは事前に当選番号が決まっていない以上、どこで購入しても宝くじの当選確率は同じです(当選クジを優先的にそういう売り場に回すことはないということ)。
有名な理由は販売数が多いから:
ではなぜそういった売り場が「当たりやすい売り場」として有名になっているのかというと、これは単純に総売上枚数が多いから…ですね。
要するに多くの宝くじを販売した結果、多数の当選くじが生まれ、結果として『この売場から1等が5本出ました!』みたいな広告につながっている…というわけです。
- 正解:販売数が多いから当選数が多い
- 間違い:当たりやすいから当選数が多い
まぁ願掛けとしてそういった売り場を選ぶのもひとつの楽しみ方なので、「少しでも当選確率をあげたい!」という方は是非、行列に並んで宝くじを購入してみてくださいね。
Q.宝くじはクレジットカード払いで買えるの?
年末ジャンボ宝くじやグリーンジャンボ宝くじなどをVISAカードやマスターカードといったクレジットカード払いで購入可能なのかというと、これは2018年に解禁。
現在ではVISAカードやJCBカードといった主要なクレジットカードのうち、3Dセキュアというインターネット認証に対応したクレジットカードブランドであれば支払いができるようになったので、カード払いで購入したい方は下記記事を参考にしてみてください。
私も試しに3万円ほど購入してみましたよ(結果は6,000円分のみ当選という悲しいものに…)。
別の宝くじならカード払いOKのものも:
あと、年末ジャンボ等の宝くじと並んで人気のクジになっている「サッカーくじtoto」もクレジットカード払いOK。
すべてのクレジットカードで購入できるわけではありませんが、購入でポイントが溜まったり、当選金が指定銀行口座に自動入金されたりといった特徴があるので、『宝くじはついつい交換を忘れてしまう(当選クジの交換が面倒だ)』という方は、そちらもご検討ください。
宝くじは無理なく夢を買うもの:
最後に。
年末ジャンボ宝くじにしろドリームジャンボ宝くじにしろ、宝くじはあくまで「夢を買うもの」と思っておいたほうが無難。
あくまで無理なく出せるお金で無理のない枚数を購入し、当たるかもしれないというワクワクを楽しむのが宝くじの醍醐味なので、『今年こそ1等賞を当ててやる!』と100万円を銀行からおろして買うものではありません。
私もリターン率が50%だとわかっていながらも、気が向いた時には3,000円ばかりの夢を買うようにしていますよ。
以上、年末ジャンボ宝くじで1等が当たる当選確率と、そのリターン(控除率)を調べてみた。いつか宝くじで1等を当てたい方に…という話題でした。
参考リンク:
年末ジャンボ宝くじと似たような宝くじに「toto BIG」がありますが、こちらは完全に運のみの年末ジャンボとは異なり、ある程度の必勝法があります。
過去、当選確率が81倍になったこともあるので、興味がある方は下記記事も参考にどうぞ。